教育資金と老後資金はどっち優先?失敗しない共働き夫婦の貯め方3選

教育資金と老後資金の貯め方のイメージ FP相談室
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女性
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30代の共働き夫婦で、今年子供が生まれました。

将来の学費が心配で、学資保険などで教育資金を貯めようと思うのですが、ニュースで「老後2000万円問題」を見て自分たちの老後も不安になってきました。

今の収入では両方一気に貯めるのは厳しそうなのですが、どちらを優先すべきでしょうか?

FP
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ご出産おめでとうございます!そして、とても素晴らしい視点のご相談ですね。

結論から言うと、「どちらか一つを選ぶのではなく、同時進行でバランス良く貯める」のが正解です。その理由と、具体的な貯め方のコツを解説します。

「教育資金」と「老後資金」。

この2つは、住宅購入と並んで「人生の三大資金」と呼ばれており、多くの共働きご夫婦が「どっちを優先すべき?」と頭を抱えるテーマです。

限られたお給料の中で、子供の将来も自分たちの老後も守るためには、それぞれの「お金の性質」を正しく理解し、賢く準備を進める必要があります。

この記事では、FP(ファイナンシャルプランナー)の視点から、教育資金と老後資金の優先順位の考え方と、失敗しない共働き夫婦の貯め方を分かりやすく解説します。

POINT

・教育資金は「時間が決まっている」ため、減らさない手堅い貯金がベース

・老後資金は「まだ時間がある」ため、iDeCoやNISAで複利を味方につける

・どちらかに極端に偏ると、将来ローンに頼る危険があるため同時進行が鉄則


なぜ「どちらか一つ」を優先してはダメなのか?

「まずは子供の教育費を貯めきってから、余ったお金で老後資金を貯めよう」

真面目なご両親ほど、自分たちのことを後回しにしてこう考えがちです。しかし、実はこの考え方には大きな危険が潜んでいます。

教育費のピークと老後準備の時期は重なる

子供が大学に進学する18歳〜22歳頃は、教育費が最もかかる「人生の支出のピーク」です。この時、親であるあなたは何歳でしょうか?

もし30歳で出産したとすれば、子供が大学を卒業する頃には親は52歳になっています。

そこから慌てて老後資金を貯めようと思っても、定年までの残り時間はわずか。焦ってハイリスクな投資に手を出して失敗したり、退職金だけでやり繰りしようとして老後破産のリスクを抱えたりすることになりかねません。

逆に「自分たちの老後が不安だから」と老後資金ばかりを優先すると、子供が希望する進路に進めなくなったり、金利の高い教育ローンを借りて家計が苦しくなったりして、後悔することになります。

だからこそ、少額でも良いので「両方を同時進行で貯め始めること」が絶対の鉄則なのです。


失敗しない共働き夫婦の貯め方3選

では、限られた家計の中でどのように同時進行していけば良いのでしょうか。失敗しないための3つのステップをご紹介します。

1. 教育資金は「手堅く」ベースを作る

教育資金の最大の特徴は、「いつまでに、いくら必要か」が明確に決まっていることです。

子供が18歳になる年は必ずやってきます。「株価が下がっているから大学に行くのを待って」とは言えません。

そのため、教育資金のベースは「絶対に減らさない方法」で手堅く準備します。

CHECK

児童手当には手を付けない:0歳から中学校卒業までもらえる児童手当をすべて貯金(または学資保険などに充当)するだけで、約200万円のベースが完成します。

先取り貯蓄の徹底:毎月のお給料が入ったら、生活費として使う前に別の口座へ自動的に移す仕組みを作りましょう。

もし児童手当に加えて毎月1〜2万円をコツコツ貯めることができれば、大学入学時の大きな出費にも十分対応できるようになります。

2. 老後資金は「時間を味方につける」

一方、老後資金の特徴は「金額は大きいけれど、使うまでにまだ長い時間があること」です。

30代のご夫婦であれば、65歳の年金受給までまだ30年以上の時間があります。

この「時間」こそが最大の武器になります。老後資金は預貯金だけで貯めようとせず、iDeCo(個人型確定拠出年金)や新NISAを活用し、お金に働いてもらって「増やす」ことを意識しましょう。

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長期間(15年以上)コツコツと積立投資を続けることで、「複利(利益が利益を生む仕組み)」の力が大きく働き、リスクを抑えながら資産を増やせる可能性が高まります。

特に共働き夫婦であれば、夫と妻それぞれがiDeCoを活用することで、毎年の所得税や住民税を劇的に安くする(節税する)メリットも受けられます。節税できた分のお金を、さらに教育資金や投資に回すという好循環を作ることができます。

3. 「夫婦の財布」を可視化し、どんぶり勘定を卒業する

共働き夫婦で意外と多い失敗が、「お互いいくら貯金しているか知らない」というケースです。

「相手が貯めてくれているだろう」と思い込み、フタを開けてみたら全く貯まっていなかった……という悲劇を防ぐためにも、まずは夫婦でお金の話をする時間を作りましょう。

  • 毎月の世帯の手取り収入はいくらか?
  • 固定費(住居費、保険料、通信費など)はいくらかかっているか?
  • 毎月「教育資金」と「老後資金」にいくら回せるか?

これらを書き出してみるだけでも、家計のムダが見えてきます。


まとめ:不安の正体は「未来が見えないこと」

「教育資金と老後資金、どっちを優先すべき?」というお悩みに対する答えと、その貯め方について解説しました。

CHECK

・どちらか一方ではなく、同時進行が鉄則

・教育資金は「時間が決まっている」ため、児童手当などで手堅く貯める

・老後資金は「時間がある」ため、iDeCoやNISAで増やす

「今の収入で両方貯められる気がしない……」

もし今、そんな不安を抱えているなら、その不安の正体は「ご家庭の現状と未来のお金の流れが見えていないこと」です。

当事務所の「ライフプラン相談」では、現在の収入や支出をもとに、将来何歳でいくらお金が必要になるか、そして今のペースで貯金すれば夢が叶うのかをシミュレーション表にして「可視化」します。

専門用語を使わず、お客様と同じ目線で分かりやすくアドバイスいたします。

「まずは現状を知りたい」という雑談ベースでも大歓迎ですので、ぜひ以下の公式LINEからお気軽にお声がけください。

柴田真吾

千葉県を中心に、共働き世帯・子育て世帯の家計改善やライフプラン相談をサポートしています。「難しいお金の話を分かりやすく」をモットーに、保険だけではなく、家計・住宅・資産形成・相続まで幅広くご相談を承っております。
【保有資格】
・AFP(日本FP協会認定)
・2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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