夫婦ともにフルタイムで働いているので、世帯収入はそれなりにあるはずなんです。
でも、なぜか毎月お金がカツカツで、貯金が全然増えません…。
共働きのご家庭で非常に多いのが、収入があるからこそ陥りやすい「どんぶり勘定」です。
この記事で紹介する「家計の仕組み化」を実践すれば、初心者でも無理なく貯金を増やすことができますよ!
FPとしての数多くの相談事例の中でも、「お互いに自由にお金を使っているうちに、気づけば貯金ゼロ」というご夫婦は少なくありません。
この記事の前半では「貯金できない共働き夫婦のリアルな原因」を、後半では「年間100万円貯めるための具体的な3つの仕組み化ステップ」を解説します。読むことで、今の生活水準を大きく下げることなく、将来の安心を手に入れる方法が分かります。
先にこの記事の重要なポイントを3つお伝えします!
POINT
・夫婦別財布は「どんぶり勘定」の最大の原因になる
・共通の「家計口座」を作り、生活費と貯蓄の流れを透明化する
・余ったお金を貯金するのではなく、「先取り貯蓄」を自動化する
Contents
【相談事例】世帯年収800万円なのに貯金ゼロ!?30代共働き夫婦のリアル
今回ご紹介するのは、世帯年収が約800万円あるにもかかわらず、貯金がほとんどできていないとお悩みの30代ご夫婦の事例です。
夫も私もお小遣い制ではなく、生活費の支払いを分担した残りは自由にしています。
我慢ばかりの節約はしたくないのですが、将来の教育費や老後資金を考えると不安で…。
夫婦別財布が招く「どんぶり勘定」の落とし穴
こちらの事例のように、共働き夫婦でよく見られるのが「夫婦別財布」による管理不足です。
家賃は夫、食費や光熱費は妻、といったように担当を決めている場合、お互いが「相手が貯金してくれているだろう」と思い込んでしまいがちです。
結果として、世帯全体でいくら支出があるのかを誰も把握していない「どんぶり勘定」の状態に陥ってしまいます。
支出の全体像が見えない不安感
支出の全体像が見えないと、「何にいくら使っていいのか」という基準がわかりません。
そのため、外食や趣味の買い物などに無意識のうちにお金を使ってしまい、月末になって「今月も残らなかった…」と後悔することを繰り返してしまいます。
このような状態から抜け出すためには、気合いや根性で節約するのではなく、「自動的に貯まる仕組み」を作ることが最も効果的です。
貯金できない家計を変えた!FPが提案した「3つの仕組み化」
ご相談を受けたFPは、無理な節約を強いるのではなく、以下の「3つの仕組み化」をご提案しました。
① 共通の「家計口座」で支出を透明化する
まずは、夫婦の収入を合算して管理する共通の「家計口座」を1つ作ることから始めます。
- 毎月、夫婦それぞれの給与口座から、決まった金額(生活費+貯蓄分)を「家計口座」に振り込む。
- 家賃、光熱費、食費などの生活費は、すべてこの「家計口座」から支払う。
- 残ったお金は、各自の自由な「お小遣い」とする。
このステップを踏むことで、世帯全体の収入と支出が完全に透明化されます。詳しくは以下の記事でも解説していますので、参考にしてみてください。
② 生活水準を上げない「ファミリーアロケーション(予算配分)」
収入が増えると、無意識のうちに少し良いランチを食べたり、少し高い服を買ったりと、生活水準が上がってしまいがちです。
これを防ぐために、あらかじめ「食費は月〇万円まで」「外食は週末だけ」といったように、予算配分(ファミリーアロケーション)を決めておきましょう。
予算を決めておけば、その範囲内であれば罪悪感なくお金を使うことができ、ストレスのない家計管理が実現します。
③ 意志に頼らない「先取り貯蓄」の自動化
貯金に失敗する最大の理由は「余ったら貯金しよう」と考えることです。
確実に貯金を増やすための鉄則は、「給料が入ったら、生活費を使う前に貯金分を別口座に移す」先取り貯蓄です。
銀行の「自動積立定期預金」などを利用して、毎月決まった日に自動的にお金が移るように設定しましょう。意志の力に頼らず、強制的に貯金される環境を作ることが成功の鍵です。
年間100万円達成!貯まる体質への具体的なステップ
相談に来られたご夫婦は、この「3つの仕組み化」を実践した結果、なんと1年間で100万円の貯蓄に成功しました!
具体的にどのようなステップを踏んだのかを見ていきましょう。
保険や通信費など「固定費」の徹底見直し
「仕組み化」を軌道に乗せるために、まず着手したのが固定費の見直しです。
格安スマホへの乗り換えや、不要なサブスクリプションの解約を行い、毎月の支出を大きく削減しました。
特に効果が大きかったのが、生命保険の見直しです。
保障内容が重複していた保険を整理したことで、毎月の支払いを大幅にカットできました。
保険見直しの劇的な効果については、以下の記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。
新NISAやiDeCoへのステップアップ
毎月の先取り貯蓄が習慣化した後は、貯まったお金の一部を投資に回すステップに進みました。
単に銀行に預けておくだけでなく、税制優遇のある「新NISA」や「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」を活用することで、長期的な資産形成を効率よく進めることができます。
CHECK
・まずは生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)を現金で貯める
・その後、余剰資金を新NISAなどのつみたて投資に回す
・無理のない金額から始め、徐々に増やしていく
まとめ:夫婦でお金の価値観を共有しよう
この記事の重要なポイントをおさらいします。
POINT
・夫婦別財布は家計のブラックボックス化を招く
・共通の家計口座を作り、支出を透明化する
・余ったお金ではなく、自動化された「先取り貯蓄」で確実に貯める
共働き夫婦の家計管理で最も大切なのは、夫婦でお金の価値観や将来の目標を共有することです。
「いつまでに、いくら必要なのか」を話し合い、夫婦が同じ目標に向かって協力できる体制を作りましょう。
「うちの場合はどうすればいい?」「第三者の客観的なアドバイスが欲しい」という方は、ぜひ一度FPの無料相談をご活用ください。現状の家計診断から、無理のない貯蓄プランの作成まで、プロの視点でサポートいたします。


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